フランス大周遊


乗っているか・ばたばた小走りか・ぱちぱち写真、その4



旅も6日目に入ると…
そのばたばた小走りも後がなくなってきます
毎日何百キロもの距離を移動していますが
バスの中からでは「フランスが見えた!」って気は殆どしません
見えるのはこの小走りの時間があってこそです?


リモージュ泊ではリモージュの街歩きができず
涙をのみましたが? 今晩はサン・マロ泊です
モンサンミッシェル泊を売り物にしたり
全景が見えるホテルを売り物にしたりする旅を見ますが
2度目になる私には今度のサン・マロ泊が嬉しい
モンサンミッシェルはその遠望とテラスからの眺めが全て!
そんな気がしますから…


6日目はなんと全長606Km走ります
目的はロワールのシャンポール城見学と
トゥールでのランチタイムだけという恐ろしさ
城の宝庫が行く手にあるというのに
タクジロードンにはなんと気の毒なことか…
高速道路利用のこの工程ではあのあまたの有名な城が
殆ど一つも…頭だけも?…見られません…でした


トウールの街はそれに引き替え?
なかなか魅力ある町とお見受けしましたが…
ここもじっくり見学という時間は当然与えられず
トゥール城だってあるのに、見れたのは
市庁舎と裁判所のある広場と並木の大通りだけ、ただ
またしても?早めにサン・マロのホテルに着いたのがめっけもの!


ホテルはサン・マロの城壁内ではないものの
海岸線を15分ほど歩いた景色のいいところと
調べはついていましたので…期待大!
で、その夜、まさしく期待通りの素晴らしい日没を体験




ホテルの部屋は海の真正面
私たちの部屋は2階でそこからの眺めも素敵だったけど
1階のH夫妻が私たちの部屋からの眺めを堪能してとお誘い下さり
そのお部屋のテラスで空の色が変わっていく様
オレンジ色の夕日が海に没するまでをじっくり
柔らかな風と共に味わい尽くしました
こんなに広い海と大きな夕日を見たのは北海道以来かも?


そして翌朝のサン・マロの港・城塞散歩は
この旅の2つ目の白眉ともいえるでしょう



HA夫妻とO氏とW夫人6人で昨夜と全く違う
大きく波の引いた広い砂浜を見ながらの朝の散歩
本当に潮の干満の差の大きい海岸なのだと実感
昨夜は海の中だった要塞島への岩の道が現れていました。
城壁の上をぐるりと一周したので町へ降りる時間が無くて
それがいかにも惜しくて、残念で…


正直、モンサンミッシェルよりここに1日居たいような…
帰りにはまた潮が満ちてきて細い道は海の中
またホテルまでばたばた大急ぎの朝食飛び込み!
明日はもうパリだから
短い時間を盗んでのばたばた歩きは…これが最後!かな




とはいっても、この旅7日目の午後,モンサンミッシェル
楽しんだことは楽しんだのですが…ちょっとした誤算も…
どの観光本にも必ず乗っているプラールおばさんのオムレツ
先回は食事付きで食べられなかったし、
流石に3度目はないだろうし…今度は食べる!
はずだったのに…とあるレストランからの手招きで…オジャン!
あーあ、意志が弱いんだから…