不安な日々


友人のご主人からメールが入っているのを
発見したのが4月1日
友人が28日にクモ膜下で倒れて入院
意識が回復していない
ということでした。
どうしよう…
おろおろの日が続きました
それでも日常が日常通り
普通の生活が支障なく過ぎていくのが不思議なくらいでした


手術が無事済んでも意識がなく
2週間たっても声もなく
お見舞いに行きたいというメールにも
「声が出たら、すぐ知らせるから待って」で、
次の知らせが「水頭症の手術をする」でしたから
夜中に目が覚めると彼女のことを考えている…夜々
「記憶を伴わない会話、声が出ました
 来週からゼリーが食べられるようです」


で、やっとお見舞いに行けました
なんと声をかけたらいいのかそれさえもわからずに…
でも、顔を見た途端
「本当に、来たのね!」
そのままごく普通に昨日も会っていたみたいに…
「死んでもおかしくなかったらしいから
 大変だったみたいなのよ…大変だったの
 ホント、大変だったの、奇跡みたい」
「ホント、素敵な奇跡だわね」
「でも、こうやって車椅子に座っていると
 お尻が痛くて痛くて筋肉もお肉もなくなったったみたい」
車椅子の上の足が腿が半分の厚みになっていました
来年の春にご主人と桜を見に行けたら、次は
この春私と行きそびれた温泉だわね
「だけどリハビリする意欲が、集中力が出ないのよ」
「頭をうんと休めると、そのうち出てくるよ」
「うん、ほとんど寝てるんだけどね」


そんなで15分経ってしまいました
疲れさせる前に帰ろうと思っていたので
「また来るね」
「遠くからありがとう」
絶対私だってわかったよね…と思うのですが
ご主人は記憶と連動していないとおっしゃるのです
毎日見ていないとその機微はわからないのかなぁ…
それでも帰りの新幹線では少し心が安らいだような。
来週か再来週にはリハビリ専門病院へ移転だそうです
長い頑張りが必要のようです
頑張ってくれるよねと心の中で思っています