震災余波


震災から10日が過ぎました。
見るに忍びないニュースの前に座り続ける日々は続いていますが
この連休の私の街はほとんど以前の通りです
芝生では親子がサッカーしているし
のどかな若者二人連れの散歩も
キッザニアは行列が戻っているし
食べ物屋さんは満席です
もっとも震災直後から喫茶店はどこも満員でしたって
「おしゃべりして安心したり情報得たり?」
11日から1週間私は友人との連絡や事務手続き以外
外に出ないで、買い物も行かずに過ごしました
1週間たってから外に出たせいかスーパーには
ちゃんと商品がそろっていましたし、この際に?
デパートまで出かけた人は
「いつも通りに何でも有った!」
街の小さな?傷には気が付いていましたが
それももうすでに直っているようです


最初の二日ほどであらゆる集まりもサークルもイベントも
今月いっぱいキャンセル&自粛になりましたから
動いているのは心の中の波だけです
ものすごく怜悧な人からチェーンメールが回ってきて
この災害が人に与えた動揺をさらに実感したり
思わぬ人の手助けをしたり
いつもは挨拶だけの無言で乗り合わせるエレベータ内も
「いかがでしたか?」
「おかげさまで」
ばかりではなく
「うちは食器棚やっちゃって、もう大変でした!」
「TV倒れて割れちゃって、三日ぶりでTV入ったの」
「なぜだか止めてたはずの箪笥が倒れたのよー」
「秋田の親戚が停電で…やっと点いたって…」
「福島の兄夫婦が郡山の嫁の実家へ移りました」
「ピアノが20cm動いちゃって…人に来てもらって
 直そうとしたら足が3本浮いていたのよね…怖いわねぇ」


もっとも
「すごいわねぇ〜どこで入っても
 トイレのトイレットペーパー盗まれてないもの…」
と言って感心していた人が、今日
「文化堂へ行ってトイレ借りたら扉に
『トイレットペーパー持っていかないで下さい』って書いてあるの
 中に入ってドアを閉めようと思ったら
『ペーパーがあるか確認してからご利用ください』って書いてあった
 で、見たら…ホルダー2個共に紙がなかったぁ〜!」
もうがっかり!ですって…わかる!し、困る!


我が家のゲストルームに避難していた友人も
建物前にかなりの液状化はあったものの
建物自体には全く問題がない!とお墨付きも出て
長く家に帰って片付けできるほどに落ち着いて来たようです。
それでも何をしたらいいのか
自分のしっぽを追いかけているような毎日には変わりません