本番!


やっと終わった!
とにかく終わっちゃった!
終わっちゃったんだからしょうがない!


 
 


旦那が昨夜夜中に泥酔?して帰ってきたから
ちゃんと起きて見に来られるか心配だったけど…
順調に集合して(早すぎるよー)
手順よく着付けさんに着付けされて
結髪さんに思いっきりおでこ出されて
(なぜかこの方はいつも私のおでこを丸出しにする! 
 なんか恨みでもあんのか?)


「後ろ凄くかわいいよー」
「前じゃないのー?」

       


スタンバイ
待っている間に暇があったので
先輩に私の陰マイクを聞いてもらったら…
「違う!」
私の「様」の発音が違っているという
3人がそういうのだから間違いないのだろう
え、えええぇ?えー!
私の「様」標準語のアクセントじゃないんですか?
そこで5分間の猛特訓!
なのに治らない…だって、私音痴なんだもん!


そのまま、舞台案内のマイクにスイッチが入った!
で、最初の「さま」で躓いたら…あとは一気呵成?
全部上がったまますっ飛ばしてしまった
もう完璧に上がりまくって出来上がっていた
そのまま本番に突入!


だから第一部はすっかり上ずってしまった
舞台裾に引っこんだら出番を終えた後輩君が余裕の態度で
「○さんも上がるんですね、いつもの○さんじゃなかった」
「上がるだけ上がっちゃったから次のは落ちてやれますよぉ」
んだとぉ…?
そう、なぜか私は二部にも出番があったんでした
本当は二部は先生が「ベテランだけでやりたい」と言っていたのに
なぜか、その中に入れてもらえちゃったんですね
出し物が落ち着いた声の人に向くものだったから…
というのが真相ですが
私の声は…低いんですねぇ…
「よく言えばとても落ち着いた声なのよ」と
〆を読んだ先輩がフォローしてくださいました。
人間はちっとも落ち着いていないんですけどね
判んないもんですよー


気持ちよく帰れるようにと
代表さんがアンケートの中の好評なのだけを読み上げて打ち上げ!
旦那のいつも言う
「究極の自己満足」ってやつ?


「泣けた!」
「おけいちゃんが幸せになれてよかった!」
「二人が幸せになれてよかった」
「おぎんがかわいそうでかわいそうで…」
「夕焼けに胸が熱くなりました」


こういう感想って…物語の中に入り込んだってことよね?
だから素直に喜ぶことに!
それにしても先生が照明さんに指示を出していたのは
聞いていたけれど、私たち舞台上の人間は
あの舞台見ていないのよ…当然ながら!
読み終わるとすぐばらけちゃったし…
いったいどんな舞台だったんだろうか?
謎だ!


来てくれた家族のみんな、お母様たち
友人夫妻、友人たち…つたない舞台を…ありがとう!
ま、とにかく、終わったよー