ホーム


父の引越しが終了しました。
手伝うことがあれば何でも・・・と言っていましたが
入居については全部弟達がする
入ったら後のケアはお姉さん!
ってことらしく
入居日が決まってからは
家事名人を自認する弟嫁さんが大張りきりでした
「ここ何年も見たことないような
 笑顔でせっせせっせと片付けや準備をしてくれる」
父が苦笑していました。


荷物も無事部屋に入り凡そ片付いたから・・・
と父から連絡があって出かけていきました
私の出来ることは父の話し相手をすることくらいです
(夢の中で毎晩弟と喧嘩していますが)
生活が大転換したのですから
話したいことは山のようにあるのでしょう
部屋に固定電話を引くことが出来ないので
毎日の連絡は携帯のみになったことが不自由です


「否応なく入居させられたが
 今までが今までだったからか不思議なほど淋しくないぞ」
が、父の第一声でした
「外出は自由だというから入ったのに
 入ったら許可が下りないんだ・・・どういうわけだ」
私も入居前の説明では自由だと聞いていましたから・・・え?
担当者さんに確認すると
「実はご本人の前では言い難いのですが
 弟さんご夫妻から外出は心もとないからとお申し出があって・・・」


「入居させるために大分大げさに年寄り扱いしたな」
と父が言ったので
担当者さんと顔を見合わせて笑っちゃいました
お父さんもう直ぐ90歳、十分に年寄りなのにね・・・
こんなにお元気な90歳ですものね
外出も自由に今まで通りにお暮らしくださって結構です
許可を取ってきたのですが・・・
本人の意思?とは裏腹に?
散歩の意欲が全く湧かない!のが実情のようで
「だって、何にもない、家だけで、ツマンナイとこだぞ!」
「確かに!」
バスに乗って駅まで行かなければ
おしゃれな喫茶店一つないんですね、これが・・・


石鹸とスリッパは危険なので脱げない部屋履きを
急ぎご用意くださいといわれたので
あわてて夕方父とバスで藤沢駅まで買物に行きましたら
先月より足が確かにおぼつかない・・・
「年末からずっと家に閉じこもりっきりで歩いていないから」


本当に直ぐに足が心もとなくなりそうな気配です。
出来るだけ連れ出してあげなくては・・・