人恋しい季節?


秋も深まってくると
何か心せかされるような慌しさがあります
サークルの指導者の先生はこの春胃の手術をしました
そのせいもあるのか?と思われるのですが
このところ妙に先を急ぎます
例年なら三月の文化センターの成果発表会は
年が明けてから演目を何にするかやっと煮詰まるのに
メンバーへの相談もないまま?もうさっさと課題を決め
来年の7月の江東演劇祭の出し物までも決めてしまう勢い!


メンバーはあれよあれよと目を剥いているところです
もう残り時間が少なくなってきたから
伝えなければならない事を伝えたい・・・とか
東京大空襲を語り伝える義務がある・・・とか
頑張って素晴らしい仕事をしている身障者を紹介したいとか・・・
ある意味とても前向きなのですが・・・


いや、ただの趣味集団ですから・・・
いや、ただ楽しんで聞いてもらえるものをしたいと・・・
いや、主張のある物は避けたいですから・・・
とか・・・皆少々戸惑い気味
でも、先生のその気持ちも理解できると言うか・・・


年を取るとさびしいのよ
先生にとってこの集団が一番心が休まるの
だから多分暇な時にはこの仲間のことばっかり考えてるのよ
とは、最高齢のメンバーの見方
「淋しいといえば・・・私あなたに会えなかった3週間
 どれだけ電話をしようと思ったか知れないわ」
「あら、御用でした?してくださればいいのに・・・」
「すればお誘いの電話になるでしょ?
 ご主人に申し訳ないし・・・と、悩んだのよ・・・」
サークルの無かった3週間、ずっと映画に誘いたかったのだそうで
「映画ならいつでもOKですよ・・・してくださいな!」
というわけで映画へ行ってきました
「ジェイン・オースティン 秘められた恋」


私も80過ぎてもこんな映画見に行くお祖母さんになりたいものです!


最も映画は付け足しでおしゃべりしたかったようで
その後のお茶のひと時の嬉しそうなこと!
「出られる友達が寒くなると益々居なくなって
 3週間籠もりきりでおしゃべりしていないのよ・・・
 12月はお忙しいでしょ?1月になったら電話していい?」


そうか、彼女も先生も人恋しい季節なんだ?
秋ももう深い!