荒戸城


「新潟行こう!そろそろ再開城めぐり!」
騒いでいますから・・・しょうがない!


そろそろ気候もよし?
新潟の小さい秋!でも見つけにいきましょうか?
「トンネルを抜けた向こうの天気を調べてくださいよ!」
昨年のようにトンネルを抜けたら雪国なんてねぇ?
で、トンネルを抜けたら見事な秋空でした!


最初の荒戸城では人っ子一人会わず
あらら、越後の城は今年はブームかと思ったのに・・・
でも、綺麗に草も刈られ、遺構は目に見える形に、
ちゃんと見られる準備をしているようでした
ここで早速小さな秋に!


昔?札幌の山をスキー仲間のオバサンと歩いていた時
同じ定山渓の山が先月は熊が出て入山禁止でしたから
少々びくつきながら歩いていたら・・・
いきなりガサガサガサと音がして横手の藪の中から
道にオジサンが飛び降りてきてギョットしました
「脅かさないでよ!熊かと思ったじゃない!」連れが言うと
「茸採りにきたんさ。驚いたかい
 茸少し持ってくかい?夕飯の汁の実くらいにはなるさ」
「ありがとう・・・」と、身を乗り出した途端
連れに引き戻されました。
「登りだし、要らないわ」きっぱり!
それじゃと別れてしばし行ってから
「それこそ今夜の汁の実よ、貰いたかったのに」ぼやくと
「バカなこと言わないで、採り慣れている人だって死ぬのよ
 どこのだれ誰かわかんない人に無責任に貰って御覧なさい
 死ぬかもしれないのよ、人に簡単に貰って死んでもいいの?」


何度も死ぬと言われれば・・・そんなもんなの?ですが
北海道の落葉とかボリボリとかいう茸美味しかったのですが
確かに、毎年茸で死んだ記事も見ましたっけ

 
 


「凄く可愛いけど食べられないよね?」
「当たり前だ、完全な毒キノコだよ!」
そうかもしれないけれど・・・やはり秋の風情


茸は顔を出すし、木にも草にも赤い実は成るし
しっとりとして苔も美しく育っているし・・・何よりふかふか!


堀の形も土塁の形も心なしかここは優しい
静かで、なだらかで、空は真っ青だし・・・
今年の秋は幸先いいぞ!
熊の匂いもしなかったしね・・・と次の樺沢城に向うのでありました!