諸戸城・飯櫃城・坂田城・成東城・東金城


登城した!と言うより泥の中を歩かされたという1日


家を出て数分後にはフロントガラスに雨粒!
ところがそれが本当に雨になったのは2時間後
全く迷惑な!


最初の城、諸戸城のある印旛沼畔に着いた時には本降り
城址は半分は運動公園?雨の中を10人の野球チームが
しょぼしょぼと練習に励んでいた。
三ノ丸の梅林は既にもう花は終りかけていた。
この雨の中を傘を差してごみを拾いながら歩いていた方が
「毎週ボランティアでゴミ拾ってるんだよ」(偉いなぁ!)
「残念だったね、先週見ごろだったんだよ
 うっかりするともう桜が咲く勢いさ・・・怖いねぇ・・・」
この城址はちゃんと利用できるように整備してありながら
しかも土塁や空堀の形もきれいに残していて
公園にその遺構がなんとも言えない造形的な風情を与えている
印旛沼の畔に臼井八景の一「諸戸帰帆」
寒々とした雨の沼がなんとも言えず侘び!

  
      


次ぎの飯櫃城へ行った時にはザンザン降り
城址と言うより畑が城の遺構の形をまねているみたいな?
変則的段々畑的形状城址なんて感じ?
堀底なんか歩くから車に戻った時は
乗り込むのが躊躇われたくらいの泥靴
なのに運転者は泥足で頓着なく乗り込んだから
ま、いっかぁ!


坂田城は最初にふれあい公園駐車場に車を入れた
テントと梅祭ののぼりが雨の中にショボンと立っている
車から降りるとテントの人がわざわざ?出迎えに来てくれた
「梅見物ですか?」
「いや、城へ」と旦那はにべも無く答える
「ああ、そうですか」という声は心なしがっかり?気を取り直して?
売店もありますし地図もありますから寄って下さい」
地図に釣られる旦那と売店に釣られる私
旦那は地図を私は梅干入手(雨の中の客引きご苦労様!)
公園の裏手を登って梅園へ、そこが城址
ホント?っていうくらい梅林が広がっていて
その真ん中を車で走っていく・・・そこが丸々全部城址
凄いなぁ・・・梅林で客を呼び、梅を収穫して収益をあげ・・・
立派に採算の取れていそうな城址
殆ど全部と言っていいくらい白梅ばっかり
車を止めるとき泥にタイヤを取られて空回りブンブブルー!
物凄い勢いで泥を跳ね上げたのでドアもフロントも泥はね!
泥んこの中を歩き回ってズボンまで泥んこでも
車そのものが泥まるけなんだもんね・・・



成東城には愛宕神社が鎮座ましまして・・・
そこにこんな標語?が目立っていました。
これを読んだら以前姑がある邸の前を通った時に
言った言葉を不意に思い出してしまいました。
「妾を作るとその家は3代後には滅びるって言うよ
 この家の先々代は奥さんを泣かせたそうだから・・・
 つぶれたんだよ・・・ホントなんだねぇ・・・」
なんとなく堤家を思い浮かべたのですけれど・・・潰れてない?
こういう教えは大事なのかも!

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ここの城址にはもう一つ良いものが
里の秋の石碑・・・長いことこの歌を忘れていましたよ
物凄く懐かしくて・・・それが妙に懐かしくて・・・



この時点で本日の撒き餌「寿司屋」は全滅
空腹を抱えたまま行った最後の城は東金城・東金御殿
城址登り口には石の門柱にこんな文字が刻まれて
城址の持ち主は個人?偉そうなそれでいて風流な?


上り口を過ぎてやや少し行った時点で私はリタイヤ
ズンズンと登っていく道は泥の海っていうかまさに泥沼
「湖周って、車の中で本読んでますわ」
八鶴湖畔にはこんな根性桜が蕾をつけていて・・・


でも道はぬかるんでいて・・・だから待避!
帰ってきた旦那はジャンパーの背中まで泥はね
「お前来なくて正解、お前いたら上まで行けなかったよ」
それって足手まといってことか?
口に気をつけなさい!


何はともあれ、雨と泥と空腹の一日はこれでなんとか?