15日造海城・岡本城・勝山城


今年2回目の登城は千葉
雪の心配はほぼ完璧にないし・・・むしろ花の便りも・・・という
ありがたい土地柄でしかも海幸付きとなれば・・・
思いっきり重たくなった腰も上がろうというもの
おまけに正月溜め込んだ脂肪燃焼効果も期待できる
一応山城?いえ、海城


造海城は百首城などといういわれに基づく名もある
名の面白い城だとまずは思いました。
灯籠坂大師が目印でその裏山ということでしたが
そこに至る手前の切り通しの岩穴?にまず驚かされました。
城が城として機能していた時も当時の兵は、
この切り通しから登城していたのでしょうか?
この岩は何時どの様に削られたものでしょう?
あったとしても当然人が通れる程度の穴道だったのでしょうが?
それにしても高い山は無いけれど、
千葉の山は岩山が多いような印象があります
この城も岩盤が削られたような堀切り、崖、
岩盤からこぼれ落ちたような大石がゴロゴロ
きちんと積まれた石垣は皆無に近いようです。
土はぼろぼろで地味が悪く乾いて木の根がむき出し
荒れすさんで見捨てられた城の哀れさがそれこそむき出し!
入り口の岩の上の城だとタカを括っていたら
細く長く行けども行けども限が無いような長さ・・・でした。



岡本城は造海城とは全く名前の趣は違っているが
やっぱり切り通しのある岩山上の城だった。
海に向って触手をのばした台地の先の様
急な階段から登りでも、その脇には水仙の群れ
小ぶりな白と黄の花の香りが付いてくる・・・
城跡めぐりの前半は崖上の危なげな道で、
途中の土橋なんてその下までえぐられている危うさ
だけど見下ろす崖下の海は陽光に光り輝く碧青の美しさ!
で、後半は富浦名産の枇杷林に、何故か蘇鉄?の林
富浦の街を流していると枇杷の町とか枇杷饅頭とか
看板を多く見かけたが・・・なるほどの枇杷
人手が入っている分、造海城より優しい感じ?


勝山城はかわいそうな城だった。
城跡のある八幡山はがけ崩れで登城禁止の看板
港にいた老人に聞くとようやく許可が下りて
来年は登れるようになるのではないかという
「でも、何も残っていないけれど、上り口はあそこ・・・
 勝山陣屋ってもその井戸、物置場になっているだけだし・・・」
というような事をこの土地の言葉で話してくださって
それがなんかちょっと素敵な感じ
しかも城跡ではなかった入江を挟んだ向かいの大黒山上に
模擬天守型の展望台がいかにも城跡を主張しているかのように
存在感たっぷりに聳えているんだもの・・・
「悔しいだろうね?」なんて思ってしまった。
そこから見える海の美しさに声を上げて感歎してしまった分
やっぱり可哀想だねェ・・・ゴメンね?
千葉はやっぱり海だ!


 
 



後は、平松城を回って帰路
これだけ歩いても14000歩、寿司を美味しく食べた分
体重計はチャラの判定!チェッ!