小里城山城


この連休後半やっと旦那の実家へ行くことが出来た。
腰痛が一進一退、毎朝起きてくると
「今朝は95%の回復」
「今朝は98%の回復」
「今朝は99・5%の回復」
といった具合に微妙に刻んでくる。
「その数%の違いはどこなの?」
「そこが微妙なところ」
その0・5パーセントは年のせいだから
気長に直せという警告だと受け取って、まぁ完治?
長時間運転にも耐えられるだろう・・・!
 城廻りにも?


ナビに瑞浪の小里城の住所を入れたらなんと中央自動車道
久しぶりだねぇ・・・この道!
とはいっても出発は夜中の2時半
何にも見れやしない・・・ツマンナイ!
でもありがたいことにもうこの時期は朝が早いんだ。


目的は古里城・狩野城・妻木城・黒野城・川手城・長島城・・・
妻木城では雨になり山上の城迄はいけなかったから別として
私に言わせれば、城跡として魅力のあったのは小里城だけ
(この城は古里城とか古里山城とか色々記されるらしい)
タクジローの大好きな石垣があったというだけでなく
(彼は土塁や竪堀や堀切だけでも狂喜する!けど)
この城は山椿城と名づけても良いくらい
椿の木々に覆われていたからだ。
やっぱりこの時期の山は良い!凄くいい!
山つつじの色は美しいし、藪椿も多いし、桜の名残りもいいし、
木々の芽吹きも最高潮に達する手前の若さが美しいし・・・





登城道も見事に潅木の若葉に彩られて
目を落とせば真っ赤な椿の花が折り敷いいて、
目を上げれば木の間につつじの柔らかな花の色
丁度数日前に見た「椿三十郎」を思い出す。
あの話も今頃の季節の出来事なんだ。
しかしあの白黒の映画の赤椿が墨で塗られていたとは・・・
なんて思いながらの登城は楽しかった。
見事な天守台の石積みの裏側にひときわ巨大な紅葉があって
その枝振りの良さは天下一品!
タクジローが写真を撮りに嬉々として跳びまわっている間
私も嬉々として赤い椿の落ち花を避けつつ
この巨大紅葉の周りを跳びまわっていた!


早起きは3文の得?いえ、6文の得!
6城を回っても旦那の里四日市に着いたのは暗くなる前!
大事に水につけ発泡スチロールに入れて抱えて行った竹の子を
お姑さんに煮てあげる時間も十分ありました!